モバイルファーストインデックスまとめ
昨年10月にSEO関連のセミナーに参加した際にわかりやすく教えていただいたので、まとめます!
その前に、インデックスって?
新しく制作したウェブサイトをインターネット上に公開すると、何らかの形でGoogleに見つけてもらいます。(後述)
Googleは新しいウェブサイトを見つけると、ボットと呼ばれるサイトの中身を調べるプログラムを使って情報をストックします。
Googleはストックした情報を整理しておきます。これがインデックスされた状態となります。
Googleに見つけてもらうには?
サーチコンソールでクロールのリクエスト等を行います。
具体的には
・URL検査ツールにて、該当のURLを入力し、インデックス状況を確認します。
インデックスされていない場合は、[インデックス登録をリクエスト] を行うことにより、インデックス登録のリクエストができます。
・サイトマップを送信します。
URL検査ツールはURLひとつずつしかできないため、新しくウェブサイトを立ち上げる場合は、こちらを利用します。
これらについて詳細は、Googleサーチコンソールヘルプページを参照ください。
※既にGoogleが知っている他のサイトやブログ記事等からリンクが貼られている場合は、そのリンクを辿ってGoogleボットが見つけてくれることもあります。
ユーザーがGoogleで検索すると?
検索されたキーワードに関連性の高いものから順に、最新のインデックスから検索結果に配信されます。
モバイルファーストインデックスって?
ウェブサイトを調査するボットには2種類あります。
・PCサイト版ボット
・スマホサイト版ボット
2018年3月のモバイルファーストインデックス実装までは、PCサイト版ボットが集めてきた情報をメイン、スマホサイト版ボットの情報をサブとして情報をストックし、インデックスしていました。
<PCサイトとスマホサイトが別URLで存在する場合>
PCサイトの情報がGoogleへ保存・インデックスされ、検索結果へ配信されていました。
しかし、PCサイトと違うURLにてスマホサイトがある場合、スマホの画面サイズに適応させるため、PCサイトより情報量が削減されている場合があります。
(PCサイトにはあって、スマホサイトにはない情報がある場合があるということです。)
スマホからGoogle検索した際、上記の状態だと、検索では表示されるのに、実際のサイトには該当の情報がない状況があるということになります。
もう3年以上前からPCよりもスマホからの検索クエリーの方が多いということもあり、更にこのような問題も解決するためにも、モバイルファーストインデックスが実装され、スマホサイト版ボットが集めてきた情報をメイン、PCサイト版ボットの情報をサブとしてストックされるようになったようです。
<PCサイトとスマホサイトが別URLで存在する場合>
スマホサイトの情報が優先してGoogleへ保存・インデックスされ、検索結果へ配信されるようになりました。
→スマホでの検索には、スマホサイトの情報が必ず配信されるようになりました。
ということは・・
今度は逆に、PCサイトとスマホサイトのURLが異なる場合、PC向けの情報をスマホサイトにも入れておかないと、モバイルファーストインデックス前のスマホ検索と同様、検索結果には表示されるのに実際のサイト内には情報がない状態となりますね。
以上のことから・・
モバイル対応は個別のサイト制作ではなく、レスポンシブデザインが推奨ということですね!
スマホ出始めの頃に制作したウェブサイトで、非レスポンシブデザインの場合は、これを機にレスポンシブ化を検討してみるとよいかもですね!
PCサイトのみの場合・・
PCからの閲覧のみを想定しているウェブサイト(PCサイトのみ)の場合は、モバイルファーストインデックスは影響がないみたいです。
どういうことかというと・・
PCサイトのみの場合は、PCサイト版ボットの情報でインデックスされるため、検索結果に変動がありません。
”スマホからの閲覧・検索が不要なサイト”というのは、サイトの保有者のポリシーによるので、具体的な例が出しにくいですが、
モバイルフレンドリーはGoogleからすると、推奨ではあるが必須ではない という見解のようですね。
サーチコンソールの使用方法やCanonicalAMP等、Canonicalタグやhreflangタグ等、調べた内容をまた記事にしたいと思います。